スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

フルマラソンのすすめ

私は20代になってからフルマラソンを2回完走した。
自転車をまあまあの頻度でこいでいるからいけるだろうという考えでエントリーする。
しかしだいたい落選する。
それでも2回当選した。へへ。  



やはり、フルマラソンを完走したことがあるって言いたかった。嘘やはったりはよくない。



動機なんてそんなものである。
動機があれば達成感もついてくる。
その思いでこのタイトルにしている。





完走するにあたって、もちろんハードルは低く制限時間内に完走することである。
制限時間は6時間。
42キロを6時間でゴールすればいいなら1時間に7キロ進めばいいんでしょ?余裕じゃん。















とかお思いだろう。




ふざけろ。マラソンの楽しみであるエイドポイント(給水、給食など)やトイレはどうすんねん。
9時開始、15時終了なら途中腹減るじゃん。
完走が目標なら遅くても時速8キロはあった方がいいだろう。




ところがどっこい、42キロ中には関門がある。
この時間までにここまで進んでいないとマラソン終了となるのだ。
5-8キロ間隔くらいで関門があったと思う。
だからスタートした時はなかなか走っておこう。

大丈夫、周りの人が走ってるから走りたくなる。
自分一人だけなら少し嫌だ。





会場にいくときも面白い。
みんな走りそうな格好をして電車やバスに乗ってくる。
電車内にはランナーがたくさんいるし、スタート会場に行くまでも参加者の行列になっているので自分がお祭りに出る演者感がある。



もうお分かりだろうが、
私はタイムを目指してないのでまるで緊張感がない。






事前準備から当日、片付けまでボランティアさんにどうしようもなく感謝する。
エイドポイントもボランティアさんが動かしてくれてて、前日のゼッケン受け取りやスタート会場でもそう。
まだまだ私が見えてないところでたくさん支えてくれて、盛り上げてくれている。



あと、走ってて沿道で応援してくれてる市民の方々にも助けられる。
走り疲れて泣きそうな私よりしんどそうな顔した観客のおじいちゃんが頑張れって言ってくれる。
幼い子がランナーとハイタッチするために手を出して待っている。かわいい。



大きなお盆にチョコや飴を入れてランナーに取らせてくれるし、エアーサロンパスを貸してくれる人も居る。
くたびれてどうしようもなくなった私は周囲に目を光らせて走り、見つけるとありがたくいただいている。



たとえ序盤でも見つけたら食べ物はもらって、ポケットにストックして走る。
だから口はよく動いている。
終盤のエアーサロンパスを見つけた時は控えめに言っても生きててよかったと思う。ありがとう。




ラソンを終えると足が腫れてサイズが1センチくらい大きくなっている。靴がきつい。
それを見て、ほんとうによくやってくれたと思う。



ラソンの次の日は筋肉痛になる。
動きかたがぎこちない。
いかに階段を使わずして生活することができるかばかり考える。
日頃意識していない自分の筋肉を労いたくなる。




なんでもやってみればおもしろい。
ダメだったらやめればいい。
聞いて知るのと自分で体験して知るのとでは感動も違えば感覚も違う。

おもしろそうなことはやってみたくなる。