スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

ヒッチハイクのはなし

車の楽しみ方、と書いた記事がある。
https://kamoriv.hatenablog.jp/entry/2018/04/08/132750 



そういえば高速近くでヒッチハイクをしようとしている人を見るのも好きである。
なんか生き生きしている。



私もしようとしたことがある。
淡路島でパンクした自転車を持って、右手をグッドサインで掲げ停まってくれる車を待った。








自転車あるのに無理やんって思っただろう。
私も思っていた。











他に方法がないのだ。



・パンク修理キットを持ってきていない。
・自転車を押して歩くのにはフェリー最終便まで間に合わない。
・バス停が近くにあるかどうかわからない。
・明石にキャッシュカードを預けて淡路島へはコインケース(昼食を食べたのであと300円くらい)しか持ってきていない。






もうやるしかないのだ。




自転車があるのでターゲットは軽トラもしくはトラックだ。




乗用車は見向きしないもしくは笑う。私も笑う。
軽トラのおっちゃんが首を横に振りながら走っていくのを見てすぐに心が折れた。





反対だったら同じことをすると思うから諦めも早い。
本気でやっている人を笑うことはしない。
本気でやっている芸人は笑うけど。
反応があっただけありがたかった。







次に考えついたことはバスに自転車を乗せてもよいか頼むこと。
あるかどうかわからんバス停をめがけて歩く。
輪行袋に入れてない自転車を裸で乗せてもよいか頼むのだから道徳を疑う。





この時はもう何が起きても怖くなかった。







次は、淡路島のバス料金の高さに心の中で怒った。
住民に聞くと「淡路島バス高いよ」と言っていたが、そんなに気にしていなかった。







自転車を持ってバスに乗ろうとしている私に教えてやってほしい。
「そのまま乗るとお金足りないよ」って。






もっと前に戻れるなら、淡路島に小銭しか入れていないコインケースだけで行くんじゃないよって。






自転車屋さんに歩いて行けるとこまでバスに乗せてもらったあと、お店の親切なおじさまに無料で自転車のチューブ交換してもらうよって。








足を向けて眠れない淡路島がある。