スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

よく笑うはなしと中動態のこと

外来に行く用があったので世話になった人に挨拶をしにいった。
挨拶をして近況を話していると、
「君は勉強よくするね」といわれたので
「ほんとよくしますよね」と返したら聞いていた他のスタッフが笑った。




(世間一般と比べて勉強する期間が少し長いだけだと思っている)





私は親しくなったり関係が長くなると謙遜しなくなる。
また、自分を客観的に説明するような言い方をする。これが会話のきっかけになることが多い、




友人とご飯に行ったときも話していると
「出たな○○(私の名前)節」と言われた。
数字合わせのおにいさんから
「クセが強い」と言われて笑いの種になる。






私自身、自分の話し方が書くネタにできるくらいだったので面白く思っている。
クセの強さで本格的に困ってないので直すことはなく、やり易い今のままでいる。
困ったことに気づいてないともいえる。


クセの強さは患者さんとのコミュニケーションでもよくハマってくれた。
しかしこれが使えるのは、入院生活が退屈そうな人や余裕のありそうな人に限る。
いい武器を持っていたと思う。


武器があると戦える。
戦いかたを考える。
仕事における知識や技術、人間関係や信頼も武器になる。
武器といってしまえば穏やかじゃないな。









クセの強さが失礼になることもあれば、強い印象になることもあるのだ。
そこからできる人間関係だってある。




タイトルにあるように笑うことについては
笑っている人を見るのが好きだ。
笑い声もよく聞いている。
こちらも楽しくなる。







私が好きだった笑い声に対して、
「あなたの笑い声は自分のために笑っているのではなくて、周囲の雰囲気をよくするため、緊張をほぐすために笑っているように聞こえます」と伝えると
「それは中動態のはなしだね」と返事があった。
能動態―中動態―受動態。



私は看護の大学院を修了したら、コミュニケーションの学問に入ろうとしている。
社会学―障害学―看護学
言語学とは違う。






本文より
「強制はないが自発的でもなく、自発的ではないが同意している、そうした事態は十分に考えられる。」
國分功一郎:中動態の世界 意思と責任の考古学 医学書院




あと、いつからか真剣に考えこむのをやめた。
これから困ったことが起きてもだいたい死にはしない。
毎日が続くのだ。
なので、どうせ自分の都合よくなるだろうなくらいにしか考えていない。
考えるなら前向きの方が楽しい。