スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

田舎のはなしとジビエ料理

田舎はないものを作る。
都会はあるものを消費する。



という表現を聞いてなるほどと思った。





私は田舎に住んでいた。
26年間で田舎に居た期間の方が長い。
今は都会にいるように書いているけど、今住んでいるところも田舎だ。
住めば都よ。飯がうまい。



出身は鹿と電車が衝突して交通機関が麻痺する田舎である。
鹿の生活が終わってしまうのは残念に思う。



もちろん電車は1時間に1本しか走っていない。
自動改札がないので切符を渡す。
時間帯によっては無人駅だ。




地区放送で「馬が逃げ出しています。気を付けてください。」と連絡があったのは笑った。
飼い馬?実家の周りに牧場はないはず。
穏やかな馬でないなら、と思うと怖かったのを覚えている。




犬の散歩をしていると朝か夜だと鹿に会う。
幸い、鹿の方が先に気づいて衝突を避けてくれるので本当に助かっている。
野生なので角もあるし、それもでかい。
まず勝てないし、戦えないと思う。
私に戦う気はない。犬も気にしていないようだ。




実家にいたときは毎日散歩に行くので週に2回は会う。鹿のある生活。
「Goproのある生活」とか流行ってたろ。
今でもよくわからんけどSNSで見かけたことが多いので覚えている。
こういうことだろう?





そんな地元なのでジビエ料理もよく口にした。
鹿、豬。
食べ物になったのならありがたくいただきますね。





田舎に住んでいたが、環境について何も思うことはなく、不自由に感じることもなく過ごしていた。
都会を知らないから。


田舎を離れて帰省した時、田舎の空が綺麗だと気づいた。夜空もいい。
離れると周りは建物ばっかだし、あまり上を向いていなかったと気づく。
田舎は建物もないので上をみたときに星を遮るものがない。




(地元エピソード)

・友人の家庭は狸を餌付けていた。

・祖母は畑で野菜を作っていた。
私も倣ってトマトやイチゴを育てたことがある。
イチゴは育てるのが難しかったので祖母に協力してもらった。
イチゴとトマトが好きなので、作ったら好きなだけ食べれるじゃないかという考えである。

石焼き芋を作った。
金属の入れ物に穴を開けて、網と石をひいて作った。甘い。

・七輪をもらってソロバーベキューをする。
炭で焼いたウインナーがうまい。


・3回財布を落とし、どの回もすべて返却があった。警察、住民、知り合いそれぞれから。感謝。




田舎なので遊びを考えてもしくは作って遊ぶ。
暇をすることがない。
散歩をするのも暇だからではない。
暇なことを理由に何かをすることがなくなった。
なので今も退屈をしない。



田舎で暮らした経験があるのでどこでもやっていけそうな気になる。