スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

地図と電車について

地理はわからないけれど地図を見るのは好きである。
GPSを機能させれば、今自分はこんなところにいるのか、ここいってみたいな、とか思うので楽しくなる。
電車内で停車駅を示した表を見るのも好きである。
いくところが決まっていないときは、電車が停車する駅の図をみてどこにいくかを決める。
ここいったことないな、なにがあるんだろうとか。
宝塚に初めて降りたときは、どこか上品さを感じた。
西宮、芦屋は高級住宅街と聞いていた。
上野駅もよかった。
都内に住む友人が言うには上野駅は大きいらしい。
鶯谷や上野辺りで冬になると炊き出しをやってるんすよとも聞いた。






ペットボトルの麦茶とフルーツサンドイッチを駅ビルで買って鈍行列車に乗った。
ちょうど今が青春18切符の期間なのである。
5回分を買ってすべて利用できる気がしなかったので、金券ショップに行きレンタルという方法で利用した。
青春18切符は5回分しか販売しておらず、買えば11800円である。
1回の利用で2300円の計算になる。
2回分とか1回分で買えればいいのだけれど、回数の少ないのは金券ショップで売ってないことが多いのだ。需要があるからすぐ売れるし、やや高め。
1回分3000円くらいで売ってる。
レンタルは何回利用するかと、返却日を申告して利用する。
1回2500~2800円で借りられるんじゃないだろうか。

鞄に入りきらなかったのでその2つを苦手な袋に入れて電車に乗り込み、座ろうとする。
2人席の片方にはお兄さんが座っている。
空いてる方へ座ろうとすると、手に持っている袋を落とした。原因がわからない。だから再現もできない。
もしかしたら座る動作の時に3秒くらい袋を持っている手の意識がなくなっているのかもしれない。わりとまじで。危ない。
ペットボトルとサンドイッチは30センチほど距離をおいて地面に散らばった。



その時、座っているお兄さんは私より早く拾おうとしてくれていた。やさしい。
私も早く拾おうとしていつもより早口にありがとうございますと言う。
その瞬間に、お兄さんがペットボトルを拾うべきか、サンドイッチを拾うべきか悩んでいるように私は見えた。
瞬間はほんの1秒もないと思う。
お兄さんがペットボトルを拾ってくれるのと同時くらいに私はサンドイッチを握った。
サンドイッチは私の手によって少し潰れた。



お兄さんは本当に紳士で突然の出来事にも判断ができる。
確かに、柔らかいサンドイッチを見知らぬ人に握られるというのはなかなかのことである。
握らずに、つまむ程度でいいのだけれど。
電車内でそんなことを思うので、楽しくなる。
親切のお陰で本当に心地よくなりました。
しかし、対面のおっさんがスマートフォンをものすごい勢いでスワイプし続けているのがどうしても視界に入ってあまりに煩わしいので席を移動した。

その手のアプリがなくなったらいいのに、とよく思う。
もともとなかったので、なくなってもいいんじゃないでしょうか。
アプリ経済が回らなくなるのは知らない。
携帯アプリをしないのでかまわんのです。