スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

愛嬌のはなし

物心ついてから、人たらしの天才に2人会ったように思っている。
彼らはとてもいい意味で人がいい。



そのうち1人の結婚式の披露宴では、新郎がするスピーチ中の仕草や表情だけで会場が沸く。
わざとやってんのか、素でやってんのかわからないくらいに自然なのだ。
本当に面白い。
会社の人から送られる祝辞や挨拶でも、まるで人柄がわかるようなメッセージがあった。
「3年前、新郎から仕事で伸び悩んでいると相談があったんですよ、、、。(中略)まぁ、今もずっと伸び悩んでいるんですけどね。」





披露宴で席に着くと、そんな友人から書き物が置かれてあった。
「――。君がぶっ倒れていたとき、私たちは大人になりました。子供の頃一番大人だった君は、虚言癖という武器を身にまといこの不条理な世の中と闘ってくれています。――。」

嬉しかった。
夫婦になる前に3人でスノーボードに行ったりしていたので式はとても楽しかった。




5年ほど前、初めて入った純喫茶のじい様から「君は若いのに噺家みたいな喋り方をするね。」と言われたものだ。
最近も同じようなことを言われる機会があったので、自分はあんまり変わってないなあと思う。
しかし、この喋り方は自分でも楽しいし楽しんでくれる人もいるので気に入っている。
おかげで私は働いているときに“面白い看護師さん”になっていた。
ありがたいことに今は“楽しい学生”になっていて飲み会も開いてくれた。次は忘年会なので関係が続いていく。あざます。
自分一人で何かになることはできない。


先輩から「君は悪そうな笑い方をするね」と言われたことがある。
そうです、子悪党みたいな笑い方も気に入っておるです。
アロハシャツを好んで着ていた夏は“チンピラアロハ”と呼ばれた。20歳代前半。




もう一方の友人にはとても面倒を見てもらった。
新しい拠点に移ったときに、よく遊んでくれたし色々教えてくれた。
今考えると意味がわからないけれど、その友人が行っているキャンパスに同行したこともあった。
私が拠点を離れるときには、なぜか市内をドライブへ連れていってくれた。
これもあまり意味がわからない。
しかし今でも感謝しているし、たまに遊びにいきます。



結婚式の帰り、新幹線に乗るとエジプトに留学する人と仲良くなった。
エジプトに行く動機ができたので、控えめに言ってもめちゃくちゃ楽しみである。