スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

3回目の朝食

朝の9:30にして、起床から考えると3回目の朝食だった。

我々は食べられるときに食べて、休むときには休まなければならない。それらは自棄食いではなくて、休み貯めとも違うのだ。

朝は大浴場に入って、ホテルの筍ご飯とサラダ(1.朝食)を食べる。携帯電話を携帯していないので写真を撮っていない。

チェックアウトしてホテルの最寄り駅に着くと、ホーム内に駅そばを見かける。お店のそばを歩いたときに香ってくる鰹節の香りがたまらない。お店に入ると先客が2人、店内の端と端を陣取って麺類をすすっている。1人はガタイのいい若そうなおっちゃんと1人は美味しそうに麺類をすすっているがどこか具合の悪そうなおっちゃん。私がそば(2.朝食)に箸をつける頃には2人とも麺類を食べ終えてお店を出て行った。

私がここで麺類というのは、あの2人がもしかしたらそばではなくてうどんかもしれないからだ。そこまでは見ていないのだ。というか、意識して最低限しか見ないようにしている。最低限を見ているのは過激派な人じゃないか確認しているのだ。それを確認したからといって、私にはどうしようもないのだけれど。

私がそばを食べ終えて、セルフの給水をしに行くと具合の悪そうなおっちゃんの居たあたりに杖が置かれてあった。店員のお姉さんに「これ、さっきのおっちゃんが忘れてるかもしれないです。」と伝えると、「ほんとうねえ、急いでたみたいだし。杖なくて大丈夫かなあ?」などと適当に会話を交わしたり、お店の外にまだいないかどうか探してみたりした。

これは滅多にない朝だったし、最高だった。私は1日の無事を祈るよ、おっちゃん。

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次の電車に乗り継ぐまでに時間があった。だから新聞でも読んでいようと思い、場所を考える。星乃珈琲店が視界に入り、入ってみようと思った。星野珈琲さんに入るのは多分2回目くらいだ。モーニングサービスによって珈琲を頼むと自然にパンと卵が付いてきてくれるらしい。いや、そんなことより椅子の座り心地最高かよ。ふかふかの権化。京阪電車を超えていく。星乃珈琲店>>>>京阪電車>>>>超えられない壁>>>コメダ珈琲店という力関係が出来上がった。ここに示した力関係には、喫茶店の間に乗り物を挟んである点に独創性がある。この表現は某書類の書き方をインスパイアしたものである。

珈琲に付いてきたトーストと卵(3.朝食)を食べる。私は椅子に唆されて乗るべき電車を1本逃す。田舎なので1本逃すと次の便は1時間後だ。贅沢をしている。

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朝は"2.そば"が1番美味しかったな。

そして昼食は持ち帰り麻婆天津飯である。姫路駅の北東にある紅宝石だ。お店で頼むときは「辛いですよ?」と聞いてくれる。今回初めて持ち帰り注文にしたのだけれど、電話でもやっぱり同じように聞いてくれた。今日もいい日だ。 f:id:fusimiyuyuyuyu:20190715112217j:plain

結局、電車はもう1本見送った。姫路駅の南側にあるベンチに座って1時間休んだ。だから多分、全部で2時間遅れた。晴れているだけでこんなに具合がいいなんて、梅雨が明けたら私はどうなってしまうんだろうな。それはもちろん、いい意味で。 f:id:fusimiyuyuyuyu:20190715115022j:plain