先輩はそう言った。刻むだろうな。私は名を刻むということをそんなに考えていない。でも、私が名を刻んでしまうことはあるとは思う。もちろん、いい意味で。
私はそれらを生業にしようと思っている。やってやるのだ。
そんなところに、初めて研究に関することでお金を獲得した。実態は奨学金だけどな。しかし、それは返済不要で給付されるのだ。有効に使わさせていただきます。ほんとうに嬉しかった。指導教員と指導助手のおかげなのだ。他の方面からもたくさんのヒントをもらった。ありがとうございます。これがきっかけとして始まっていくのだ。
バス停で待っていると車が地面の水を跳ねて身体にかかる。まぁ私の身体は大きいから水を当てやすいよな。こんな時に自分以外に笑ってくれる人がいたらな、と思う。1人じゃあやってられんな。おもしろいことが1人で終わってしまうのは惜しい。
いつもの場所で猫が膝に乗ってきてくれた。私は猫が先に居たベンチに腰掛けると、猫は「乗るよ?えっ?乗るよ?」といった具合で前片足を私の太ももに向かって出し、3秒ほど空中で静止して、着腿した。そしてその猫は歩みを進め、全体重を乗せて寛いでいた。その時の私はただの乗り物でしかなかったけれど、かわいいから些末なことは気にならなかった。それからは猫の頭を撫でていた。ただ1つ残念だったのが、私はすぐにその場を発たないといけないことだった。なので私はすごく申し訳ない雰囲気を出して猫を安全かつ慎重に太腿から降ろし、必要以上に頭と首を撫でてから「また来ます」と残して離れた。そしてギリギリアウトで部屋に入る。
今日7/24(水)梅雨が明けたらしい。とても心地いい。布団を洗って干している。枕も干した。その間に飲むアイスコーヒーがうまい。 セミが鳴き始めたな、と思っていたところに今年度初めての活動があった。 私はセミの亡骸を避難させる人なのだ。と言ってもこの活動を始めてまだ3年目だ。まだ同業者に会ったことはない。だから、もしかすると先輩はいないのかもしれない。たった3年で推測ができるものではないとも思う。 活動内容は以下。 私は人が踏みそうな箇所にそれが居るのを見つけたら、まず動いていないか近くで目視する。次につま先でそれが息をしているかどうか確認する。そして事切れているのがわかると羽を掴んで人の足が通らないような場所へ避難してもらう。死体蹴りは言葉にするのも気持ち悪いし、見るのも感じがよくない。踏まれた様を見たくない私のために持ち上げられるのだからセミもたまったもんじゃないよな。すまん、蝉。死してなお君たちは私に見つかったら掴まれているよ。
雨が降った後に南から見る京都駅がきれいだった。