ーーー20191129はじめてのサンダーバード
はじめてサンダーバードに乗った。
列車の名前から考えて、なんか改造車みたいな、めっちゃやばいやつなのかと思っていたけれど、実態はただの有料特急だった。
車窓から見る福井のあたりはとてもよかった。
なんか私の地元みたいだ。こんな道を犬とよく散歩をしていた。いやもちろんこれからもするよ。ほんとうに犬はかわいい。徳島県で見た芋畑もこんな感じだった。私はキラキラしてるのより、自然の方が好きだと思う。とりあえず目に優しいんじゃないかな。2019年11月に行った秋葉原はほんとうにキラキラしていた。
今朝、ダイソーのグラスを洗っていたらグラスの欠けた部分で手を切った。切ったのは左手だからまだよかったのかもしれないけれど、いや、何回考えてもよくはない。手は切らない方がいいんだ。
その瞬間はまじでひやっとした。手をごっそり切ったのかと思った。痛みを感じたところからはすぐに血が出てこないので、『思い違いなのかな』と思って洗い物を続けた。その犯人であるダイソーのグラスを見ると明らかに欠けている。欠けたガラスがどこかにないか洗い場を探して、見つけたら欠けたグラスに合わしてみる。これだ。ぴったり形にハマる。
いや、『やっぱり思い違いじゃないよな』と確信してそのグラスを新聞紙に包んで袋に結んで捨てた。
その頃に手から血が出てきて、流水で洗った。圧迫止血する。痛いぃ。いい加減にしてほしい。絆創膏を探してみたけれど、周囲に見つからなかった。ちゃんと探せばあると思うんだけどな。登山をしたときに万が一に備えて買っていた絆創膏と包帯があるはずなんだ。消毒液もあるはず。マキロンみたいなやつ。
髭剃りを充電している間に、ドラッグストアに水と入浴剤を買いに行った。そのときに絆創膏も買えばよかったんだよ。
ーーー2019年11月下旬
「そのジャージいいですね」みたいな声をもらった。私は「これコンビニで深夜にたむろしている若者が着ているやつですよアディダスの」と返して「一言多いんですよね」と続けた。
『一言多いんですよね』は他人に向けて使われることが多いと思うけど、私は自分に向けて使っていた。言うべきことを言っていないのに一言多いことってある。さらには、1言ったら100返してくる人もいる。うまくやっていきたいものです。
『アディダスの』というこの一言が多いのではなくて、私の返事全部が一言多いということだ。この場面では製品の銘柄・ブランドの情報がどうでもいいのはもちろんのことではあるが。
このジャージは上だけ購入した。私は今でもジャージを上下セットで購入したことがない。小中高で運動部に所属していても、ジャージを買わなかった。このアディダス上ジャージを買ったのは、21歳のころゲストハウスで働いていたときにデンマークの同僚が着るアディダスがとんでもなくかっこよかったのだ。だから私は21歳までジャージと関わりのない人生を送っていた。ジャージを着ている友人を見ても、自分が着ることを考えて特別欲しいとは思わなかった。あった方がいいのかもしれないけれど、なくてもいい。
10歳代の頃の私はなにが欲しかったんだろうな。
スウェットは上下で買ったことがある。今はスウェットの下を2つ持っていて、上が1つもない。だから今はとてもスウェットの上だけが欲しい。どうやったら上だけを紛失できるんだろうな。不思議なことはよくある。それが自分であってもだ。
デンマークの彼を真似して私がアディダスの上ジャージを買ってみても、なにがどうとなるということはない。それはmade in Vietnamでスポーツ量販店で買ったんだ。安かったからな。2980円＋5%税だったはずだ。
ーーー20191129金沢到着
金沢駅前にある金沢ポルタを見て思い出す。前に来たときは冬だった。その後に駅の中で郵便局を案内されて思い出す。そういえば前にもここを利用した。
塩豆大福のうまいこと。
きっと寒くて空気が乾燥してるからもあるだろうし、さっき食べた駅うどんの塩辛さが口の中に残っているからだと思う。私は湿気のない感じが大好きだ。北海道に行ったときも、仙台に行ったときも、青森に行ったときも、気温とか空気の感じが好きだと感じた。
かけうどんを注文して食べていると、どうしても白海老のかき揚げが食べたくなった。単品で注文できるか尋ねたところ、できるとのこと。「うどん持ってきてくれたらつゆを足してトッピングしますよ」なんて言ってくれるものだからめちゃ嬉しかったのだ。金沢細うどん、というように、まじで麺が細いのだ。
つゆを足すことについて。それは頼みにくいけど、特別頼まなくてもいいことで。その店員さんは私の気持ちをまるで察してくれたかのようで、ほんとうに嬉しかった。もしかしたら顔に出ていたのかもしれない。私は気持ちが表情に出やすいんだ。
金沢は香林坊とか片町に行ってみた。ひたすらうろうろした。徘徊ではない。散策/パトロールである。帰るときに歩き疲れたからバスに乗ってホテルへ戻ろうと思い、バス停を探す。行き先を気にして、走行しているバスを見始めたのだけど金沢駅行きバスの多さにちょっとびっくりした。
私の帰りたい方向は金沢駅方面という意味で大きくは合っているけど、小さく見たら違うのだ。金沢駅行きバスが他のバスに比べてあまりにも人気があるのだと思った。行列のできるお店だとか、流行語までになってしまうタピオカみたいに、金沢駅行きバスは多かった。
私の乗りたいバスが1来る間に金沢駅行きバスは10以上くる。そんな感じだった。
ーーー20191130日本看護科学学会1日目
午前中の口演はガラガラだった。会場が3つあって、フロアの1つに15×30くらいの席で広いホールがあった。40人くらいしか座ってなかったんじゃなかろうか。参加者はみんなお金をたくさん持ってそうな感じで「お昼は海鮮ねウフフ」なんて言ってる。
昼になって人が増えてきた。自分の発表までに疲弊しきってはならない。発表は16-17時なんだ。その枠の中で順番も最後なので16:45くらいからだろう。
私は600円のテイクアウト中華弁当を金沢駅で買った。学会会場の不思議なくらいふかふかなソファに座って弁当を食べる。ビーフンと中華丼のセットだ。購入時に暖めてくれたのも嬉しい。いやまじ人増えてきたな。はよ避難しよう。
ショッピングモールのイートインコーナーでおかわりのできる200円のアイスコーヒーで英気を養う。人混みの中で疲れてしまってはならない。
発表して響くものはある。それはほんとうに嬉しいことだ。
前の大学の指導教員が見てくれてた。私は口演中、壇上で会場をチラチラ見ながら喋っていたのだけどなぜか見つけてしまった。(そしてちょっとひやっとした。)
ほんとうにありがたいねぇ！
そんな感動をしながら夜に散歩をした。ほんとうにありがたかった。思いもしない人にたくさん会った。
1日を通してだけど、自分が先生と呼ばれるのも悪い気がしないね。というか普通に嬉しい。がんばっていきたいね。ほどほどに。
後輩が「修論発表会の時、1番目だった人ですよね？それがとてもわかりやすかったから、あなたの修士論文が図書館に保管されたのを見に行ってるんですよ」なんて言われるものだからそりゃあ嬉しいのです。
自分も修士論文を執筆する時に図書館で過去の修士論文を閲覧してた。参考になった。それに自分もなったのだと思うと、ただ嬉しかった。
ーーー20191201 学会2日目
ガストで朝食をとった。コンビニで新聞を買ってから入店したので、コーヒーを飲みながらゆっくり読もうと思ったのだ。何かを同時にすることが得意ではないので、やっぱりコーヒーを飲みながら新聞は読めない。そうだ、私はドリンクバー付きの朝定食が食べたかったのだ。
店に着くと「メニューを立ててあるところが空いてます」と案内があった。
ふむ。しかしどこのテーブルを見てみてもメニューは立ててあるが新聞も置いてある。『は？新聞で席を確保してる輩ばっかりやん。』と思っていたらこれは店が置いてる新聞なのな。最近のガストはみんなこれかい？すごいね。どのテーブルにも読売新聞が置いてあったのだが、全国紙には興味がない。私は県外に出るとそこの地方新聞が読みたいので『北國新聞』を買っていた。
徳島新聞もいいし、四国新聞もいい。東京新聞もいいし、静岡新聞もいい。私はコンビニでICOCAで決済するときに「きたぐに新聞ください。支払いをICOCAで」と伝えたのだけど、ほんとは『ほっこく新聞』だった。街の中で北國銀行をみて、北國新聞を知った。『HOKKOKU BANK』みたいなことが書いてあったんだ。私は一応、アルファベットも読める。
東京に行ったとき、IC決済するときは「支払いをICOCAでお願いします」と言った。そりゃあもちろん行ったお店にもよっただろうけど、体感では6割くらい疑問符をもらう。
その間違いに気づいてから、いや間違いではないのだが、それからはずっと「Suicaでお願いします」と言ってきた。
しかし、関西に戻って「ICOCAでお願いします」と言うことに対して違和感ができた。
「ICOCAでお願いします」と言う言葉は月に20回くらい使うと思う。ICOCAをICOCAとして使うのは月に80回くらいだと思う。バスで使うし、地下鉄で使うし、JRでも使う、本屋で使えるときがあるし、食料品を買うときに使えることもある。ドラッグストアで使えることもあるし、飲食店で使えることもある。気づけば私はものすごくキャッシュレスの民になっていたのかもしれない。怖いな。知らないうちに染み込んでいる。いやだぁ。
駅の改札を出るときに、『もはやタッチすら要らなくなるよ』みたいな仕組みを試しているみたいな記事が新聞に載っていた。
ーーー20191201昼食テイクアウト中華弁当
私の膝の上はいつも美味しいと思う。
里芋とコンビーフのコロッケ(もう食べてしまって写ってないけど、そこらへんのスーパーで買った)
ひれかつ(右上に写っている、買った場所は同上)
金沢の『まちちゃり』、レンタル開始から30分まで無料はつらいな。
姫路とか岡山なら1時間まで無料だったはずだぞ。
街が狭いから無料時間は30分でいいだなんて、まあそんなことは誰も言っていないけど、あまり来たことのない土地では狭い街だなんて感じることはない。とても広かったし、私はたくさん迷った。
ーーー20191201振り返ってみた
とりあえずresearchmap登録しようと思った。
金沢お刺身すげぇうまかった。
サンダーバードは京都ー金沢間だと、福井にしか止まらない便がある。これはほんとうにすごいことだ。
コロッケとメンチカツもうまかった。
私は『外来看護/リハビリーテーション看護』の分野で発表したのだけど、それに興味のある人たちの中には私の発表に対してわかりみの深い人やおもんないわ、という人がいて。興味を持ってくれた人にはとてもありがたみが深かった。
みんなに響くものではなくて、『関わりのなかった他人が新しく興味を持ってくれるようになるということ』は、すごいことなのだ。
発表という形で、パフォームすることが好きだ。パフォーマンスはおもしろい。
学会で自分の発表を録音していて(質疑応答にあった質問や指摘を記録として残すため)、もちろん自分の発表も聞いた。ICレコーダーは忘れていたので、iPhoneで録音した。iPhoneで聞く自分の発表は少し早口に感じたけれど、発表時間は9分50秒くらいだったのでよかったと思う。持ち時間は10分の発表で、5分の質疑応答だったんだ。
録音された音声は楽しそうで、たまに笑ったような声があった。緊張はあったけれど、発表する前に嫌な気持ちはまったくないし、発表前〜発表中、発表後の合計1時間くらいはとてもいい気持ちだった。もちろんまずかったこともあったけれど、それは改善点というところでよいのではないでしょうか。
