スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

耳栓が取れなくなって耳鼻科に行った話をしようか

タイトルにあるのは8月のお盆明け頃にあった事件である。

9月の今まで落ち着いた時間が取れなくて、詳しく書くことができていなかった。なんかあれだね。こういうことは、事件が起きた瞬間に書いてまとめていた方が臨場感のあるものになるし、いろんな描写が書けるね。いま書こうとすると思い出す感じになってしまうし。

まあ今年の8月はいろんなことがあった。わりかし忙しかったと思う。きつかった。そんななか起こった「皮膚科お盆パニック」のことは必ずまとめて書くつもりだ。

あと、新しいことをいくつか始めた。やった方がいいことも、やらなければいけないことも。後者に限っては、始めようとしなくても始めるんですけどね。それをあたかも自発的にやり始めたかのように。

まあ、まじで人生が始まった気がする。

それはさておき。

今回の事件が起きてから、耳栓をつけるのが嫌になったということはない。懲りずに今でも耳栓をつけている。なにか変わったとしたら、耳栓が耳の中で取れなくならないように気をつけているくらいだ。

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「事件当日」

眼が覚める。両耳から耳栓は外れていない。ということは、寝相はあまり悪くなかったのだろう。

私は横になる前に耳栓をつけてから寝る。「寝ること」を「横になる」っていうのおもしろいな。その耳栓は耳の中に入れると、よほどのことがない限り外れないはずなのだけど、眼が覚めたらたまに外れていることがある。もしかすると、私はダイナミックな寝相をしているのだろうか。枕の上で頭を回転させるように寝ているのだろうか。手を使わずに耳の中にある耳栓を外すって相当難しいよ?

でも今朝は外れていないのだから、きっと私は大人しく寝ていたのだろう。とりあえず耳栓を外す。左耳を外して、右耳を外す。が、右耳の耳栓は外す途中に半分が耳の中でちぎれて取れなくなった。

耳の中でちぎれたことを認識する。私はまじで絶望した。

あがいて耳の中から耳栓を除去しようとしても、さらに奥に行ってしまいそうだ。

何年もいろんな耳栓を装着してきたけれど、このようなことは初めてだ。これどうやって取るつもりなん?耳の中で溶かすとか?えっ、怖すぎませんか?さぞかしバイオレンスな施術が私を待っているのだろう。やだな。あーまじでいやだな。

耳鼻科に行ったら対処してくれるのかな。でも怖いから行きたくないな。「耳栓が取れなくなったので、取ってください」ってお願いするのもまあまあ恥ずかしいな。

しかし放っておくのも怖かった。それに常時聞こえにくいのもかなり不便である。右耳だけちゃんと聞こえにくい。埋め込み型耳栓。あほか。

もっとも近くにある耳鼻科を探して電話し、内容を伝えると「とりあえず来てください」とのこと。おなしゃす。

だけどまだ9時過ぎだ。今から耳鼻科に行っても診察中に空腹でつらいことになる。成城石井で買ったワッフルをオーブンで焼き、ヨーグルトといっしょに食べた。成城石井のワッフルまじでうまい。

耳鼻科に着いて受付で「耳栓が取れなくなったので」と伝え、問診票に「耳栓が取れなくなった」と書き、診察で「耳栓が取れなくなりまして」と伝えた。な、なんという辱めなんだ。

耳鼻科すごいのな。ほっそい鉄の筒を耳に入れて、その鉄の筒よりさらに細いピンセットで異物を取ってくれた。そしてその映像を私はリアルタイムで見れるようになっていた。少しおもしろかった。

そして診療明細を見てみたら、「手術代」となっていた。おそらく耳から耳栓を除去したことを指しているのだろう。あれは手術だったのだ。

こうして私の日帰り手術エピソードがひとつ増えたのだった。