とり天とピーマンのから揚げ
私は一人称が「俺」だったはずなのだが、「私」に乗り換えてから戻れなくなっている。「私」は、だいたいどんな場面でも間違いがないから使いやすい。りんきおうへん、というのが得意ではないのでね。努力の放棄とか、怠惰であるとか、そういうことではないはずなのだ。
私はちょっと現実をみたほうがいいのかもしれない。
さいきん、そんなふうに思ったことがあった。家にこもってばかりで人と喋ってないからかもしれない。先日、気づけば部屋から一度も出ていない日があった。外に出ることが好きな私なので、もしかしたらそんな日は初めてだったと思う。よくないぞ。だけど今日はとくべつ寒いのでさすがの私でも外に出たくない。自転車に乗りたくない。家で過ごすことにする。