私がなぜ今までクロワッサンを敬遠してきたかって、値段と内容が釣り合わないからなのだ。
クロワッサンの中はスカスカなのに、値段だけはいっちょまえである。
捉え方を変えたら、食感がさくさくで、それはそれは丁寧に仕上げられているのだ。
そこで私が導き出した答えは、
【クロワッサンの内訳】(値段について)
30%は「食感」
30%は「構造・フォルム」
15%は「手間賃」
15%が「材料」(小麦粉、バター、砂糖ほか)
10%は「香り」
つまり、15%の材料と15%の手間賃で、クロワッサンがもつ70%の価値を作ることができるというわけである。
そんなわけで、私はクロワッサンを買うことが多くない。ただ積極的に買わないだけであって、贅沢をしたいときに買ったりする。うまいものはやっぱりうまい。
先日、成城石井でクロワッサンとアップルパイが半額になっていたので購入し、持ち帰ると早々に冷凍庫へぶち込んだ。翌朝オーブントースターで焼いたらうまかった。シチューとベストマッチだった。
こんなふうに書いていたらものすごくクロワッサンとコーヒーが欲しくなった。クロワッサンを焼こう。今日はよくやった。もう夜遅いけど、コーヒーも淹れよう。私たちはクロワッサンに抗えない。