スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

人から奢ってもらうねぎしがいちばんうまい【1月出張】

 ありがたいことに1月は動き回っていた。昨日ようやくそれが落ち着いたと思っていて。といってもさっそく次の日から趣味に出かける元気もなく、一日中自宅で競馬をしながら惰眠を貪った。「惰眠を貪る」っていうのは、「なすべきことをしないで、いいかげんに暮らしている」という意味もあるらしい。私は競馬がしたかったので寝てはいないし、モニターとノートパソコンで二画面を見ながらじっと座っていた。それに今日は節分だというのではじめて回転寿司屋の恵方巻をテイクアウトし、東北東を向いて食べました。2月ももうちょっとすることがあるので、明日からがんばります。

 

 タイトルの通り、1月出張時は後輩に会ってねぎしをご馳走してもらった。ご馳走したいというのならお気持ちありがたくもらいましょう。どうも後輩が参っているときに呼び出してご飯をご馳走したお礼だというので、そんな理由があるならわざわざ記事に書いてまでして私の後輩思いアピールでもしておきましょうか(ただしくはご飯の連絡をしたタイミングで後輩が参っていた。参っていたのを知っていてご飯の連絡をしたのではない)。マズい状況からは脱したみたいなのでよかったです。

 

 そんなところに私にもまあまあ腹の立つことがふってきて、私にどうできるかを考えていた。解決や処理のできることでも、気持ちが悪いのは気持ちが悪い。そんな私の状況は知るはずもないのだけど、ベストというかもはやジャストなタイミングでまったく関係のないところから茶番じみた連絡をいただけたり、栃木県の餃子が送られてきたりした。ユーモアとか食料っていうのはほんとうに嬉しい。くそありがたい。これを見たみんなもどしどし私に食料を送ってくれよな。

 

 なんかまあいろいろ救われましたっていう出来事でした。

 

 

 

後光差す年始

 なんやかんやあって、ありがてぇ年始でした。

 

 件の折り畳み自転車を売却した。昨年8月31日に転んでしまい、私と一緒に救急車で運んでもらったやつだ。「救急車に載せた」という点においては、プレミア感が付与されてたんじゃないだろうか。

 転んだ後も懲りずに「ちょっと労働」の通勤に使ったりもした。だけど、「駐輪にお金を取られる・夜は外灯少なくて暗い・ふつうに寒い」の三重苦で年末に勤務地から引き上げた。

 

 ああ、使い道がなくなってしまった。引き上げたとて、置き場所がない。まあもともと部屋に入れてたんだけど。いったん部屋から出してしまって、すっきりしてたんだよな。もう部屋になくてええわい。じゃあ処分か。自分で処分するのにはお金がかかるし、どうせならなにかになったほうがいい。しかし、やっすい値段で買いたたかれるのも癪なので、友人に譲る連絡を先にした。要らないそうだ。じゃあ売りますわぁ。

 

 売るならそれなりの準備はさせてもらいましょうか。売却する前に見積もりをとったりamazonの新品料金ページを示したりなどしてリサイクルショップに持ち込むと、5,000円で売れた。大満足である。店を出たときに野生のおっちゃんから声をかけられて、「いくらで売れました?」というので、(...うっ、眼をつけられていたのか)「5,000円でした」と答える。

 すると、「おお、それはかなりいい値段だ」と返ってきた。売却者をいい気分にするために店側が用意したサクラかと思ったよ。いやだけど私もかなりいい値段がついたと思ってたんだよな。買ってから5年も経ってるし、昨年クラッシュもしてたわけで。それじゃあやっぱり、救急車プレミアが付与されて買取価格UPに繋がったんだろうよ。

 

 

 

 

 

 

 

年末年始パワープレイ

 謹賀新年。今年もよろしくお願いします。

 

 年末は出張で香川に行った。むちゃくちゃよかった。岡山駅から高松駅マリンライナーも天気に恵まれ、車窓が最高すぎてね。

 

 高松駅に着いてからも、商店街を歩くのが楽しすぎた。たぶん、香川の大学院を修了してから、5年間いちども四国に行くことがなかったからだと思う。修士課程の指導教員にも会いに行き、楽しそうに話しているところを見て、来てよかったと思えたしまたしばらく頑張ろうと思いました。

 

 1月も出張あります。対戦よろしくお願いします。

みんな胸に手を当てて考えてみてほしい

 タイトルは、Vtuberが配信で言っていて印象に残った言葉だ。Vtuberオリジナルのものではないはずで、どこかで聞いたことのあるような言葉だけど、改めてすごくいい。真剣な物言いをするときに使うのではなく、シュールでとぼけたような場面で使っていきたいと思った。ブログでも使っていける可能性がある。

 

 数年前は、Vtuberなんて絶対に見ることはないと思っていた。そんなところ、なにかのタイミングで好き嫌いばかりしてはいられないと思い、見てみると思ってた以上におもしろい。いや、見る分に関してはまったく期待通りだったのだけど、聞く分に関してすごかった。Vtuberの喋りが面白いのに加えて、リスナーとのプロレスがたいへんにおもしろい。Vtuberとリスナーとのプロレスには、台本がないはずだと思っていて。そう考えると、なおおもしろい。

 

 12月はなんやかんやあった。友人との忘年会(①)に始まり、前の記事「ここしかねえよぁ!」でできた縁が忘年会(②)に繋がってくれたりもした。研究のコミュニティってのはありがたいねー。二回目に繋がるということは、一回目の食事会で粗相をしていなかったという証左になるだろう。なにが証左かて。

 まあとにかく、くそありがたい。②では、初対面の人たちとの会話も、二回目の人たちとの会話もすごくおもしろかった。なかでもその瞬間はびっくりしたし、思い返してみて「やっぱりしゅごい...!!」となったのが、

 

  「澤岡さんのキャラクターなんだな」

 

 みたいな指摘があったことだ。会ったのが二回目なのに。捕まった感じ(?)がしたというか。これは私のキャラクターなのか。そうなんだよな、と思うところもありつつ。

 

 さらに年末には、付き合いの長くなった友人との忘年会(③)がある。たった一か月の間で、社交の場に三回も参加するなんて、なんかとても人付き合いのよい感じのする12月だったな。まるで私が私じゃなくなってたみたいだ。そんなことは、ない。

 

 12月は、うまくいくかどうかあまりいい予感が持てない連絡・調整をしてみると、思いのほかうまくいってしまった。あまりに嬉しすぎて自室で跳ねたほどだ。誰も見ていなかったら、32歳でも跳ねるんだな。自室でメールを打ちながら、「ありがてぇ...」ばかり言ってた気がする。おかげさまで年末に大きな仕事ができたので、気を抜かずにやっていきたいと思っています。対戦よろしくお願いします。

 

COMITIA146参加だん

 タイトルの「~だん」は若者言葉で、英語の「done」からきているそうだ。「今日の仕事だん」みたいな例文はとてもわかりやすかった。

 

 231203のコミティア146に参加してきた。よかった。なんなら新幹線に乗った段階で、もうよかった。酒に酔っていたから、ではなくて、これから息抜きをするのだっていう気持ちができていたのでね。私はとくべつ酒が必要のない人間なので、今回の京都ー東京のあいだに酒は一滴も飲んでいない。酒が飲めないわけではないが、酒を飲んで楽しくなれる意味がよくわからない。

 

 一件目の居酒屋で酒を飲んでいて、「よしじゃあ二件目行こう」なんかもうほんとに意味がわからない。店を替える度にお金がかかるばっかりだろうが。靴を履いて移動せにゃあならん。まあ私の履物はクロックスなので、靴を履くコストはかからないのだけどな。私は二件目に行く分のお金で、焼き鳥や串カツを食べたり、新幹線グリーン席に乗りたいですわぁ。

 

 コミティアが1203にあるのを知ったのが5日前で、これは行かねばならんと思った。ありがたいことに連絡をしたい人はたくさんいたのだが、まずは一人、宇都宮の餃子を送ってくれた友人だった。私は東北新幹線に乗りたい気持ちもあったので、東京から宇都宮まで行きたい部分もあった。しかし友人もコミティアに参加するらしいので、現地で合流することにした。(私には今後も定期的に餃子が供給されるべきだし、)いろいろお礼したいこともあったんだよな。他の人たちにも連絡したかったのだけど、頼りにしている天の声に相談したら、「直前すぎるし、関係性がないなら失礼だろボケェイ(意訳)」とのこと。人の言うことをきかないところが私の美点だと思っているのだけど、断腸の思いで、今回は多方面への連絡を辞退することにした。

 

 コミティア会場では、「眼をひんむく」の「ひん」ってなんなんだ、みたいなサークルが出てて、そのノボリを見たのが印象に残っていた。どのサークルもほんとうにおもしろく、会場では17,000歩くらい歩いて、大満足だった。推しにも会えて新刊も買えた。歩き疲れて友人との合流を待っていたころ、ファインプレーができた。これはみんなが私に餃子を送りたくなるようなファインプレーだと思っているわけですよ。

 

 ベンチに座って休んでいたころ、前方のベンチに座った女性が席を立ち、出口方面に向かっていったようだ。女性が座っていたベンチを見ると、財布がある。コミティアの会場で、財布を使って席を確保するなんてやらんだろ。

(競馬場で新聞を置いて席を確保するとか、パチンコ屋で携帯を置いて台を確保するとか見たことはあるけれど)

 コミティアの会場で、それはせんやろう。じつはこんなことを考える余裕も時間もなく、かなりハラハラドキドキしたのだが、その財布を手に取って女性を走って追いかけ、「財布忘れてませんか」と言いながら、女性のものと思われる財布で肩タッチした。

 すると、女性は「なんでお前が私の財布を持っとんのや」とびっくりした感じで、のけぞりながら付けてるイヤホンも落とすくらいに、眼をひんむくってこういうことだよなって思えるくらいの表情で、やりとりができてかなりお礼を伝えてくれた。

 

 またひとつ世界を救ってしまった。いやほんと、財布をなくすと、ひとつの町が滅んだくらいの衝撃ですからね。現金は額によるけれど、カード類や免許はかなりきついはずなんです。

 

 そのあとは、友人と合流して嫌味と毒を浴びせあい、たいへん満足した東京遠征でした。餃子待ってます。

 

 

ピュレグミでよくね?

 あまり時事的なことに乗っかるのは好きじゃないんだけど。本記事タイトルをYouTubeのコメント欄で見て、あの甘酸っぱい砂糖まみれのグミのことを思い出すと、「なんてすばらしいコメントなんだ敵わんなぁ」ってなった。

 

 挨拶回りで関東に遠征したときにも、「敵わんなぁ」ってことがあった。準備されたコメントではなく、とっさのコメントでひとひねり混ぜてこられると、「敵わんなぁ」となる。それはとても心地がよいもので、話をいくらでも聞いていたいってなる。そういうのは書き物でもそうで、ここでその文章が来るのか!とか、この文章で締まるのかよたまらんなぁ、みたいなね。

 

 年度末挨拶回りの一場面。会の終了後になぜか私にコメントがふられたとき、私は「この後に崎陽軒の弁当を買って帰ろう」くらいにしかまったくなにも考えていなくて、あまりのヤバさにその瞬間はかなり背筋が伸びた。油断しすぎである。すこしでも時間を稼ごうとして、「校長先生の挨拶が始まると長いものが多くて寝てしまう人がいるほどなので、こういうときのコメントは短ければ短いほどよいと思っているんですが、」などとわけのわからん前置きをしつつ、その間に私が喋るべきことを絞り出してなんとかやり過ごした。

 

 この前置きは、あとになって「マジでなに言ってんだろう」と思い、トラウマにしたいくらいに反省した。その会では、私がへんな前置きコメントをした後に続けてほかの人が、私の前置きを反映しつつ上回るコメントをしていて、「敵わんなぁ」ってなったのを覚えている。なんかこう、とっさにおもしろいことが言えるっていうのはいいなあ。憧れる、っていう感想でした。

ここしかねえよなぁ!

 私にしては元気のよい、勢いのあるタイトルになった。まあ誰にでも、たまにはこんなときだってあるでしょう。今回は、年に一回くらいしかないようなイベントに遭遇できて、勢いのままに乗っかったらとてもよかったですって話。ただ食事会に参加しただけなんですけどね。

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 ずっと気になっていた先生の講演が対面であるそうだ(けど、移動するのがだいぶめんどくさい)。ZOOMでもやってくれるらしい。そんなのZOOM参加しかないっしょ。そしてそれは、お金もかからないそうだ。

 

 私は知らないことが多すぎて、ピンポイントで話したい人なんて多くないんだけど。この先生はすごくおもしろい気がしている。研究分野は違っても、書いてること・発信していることがおもしろくて、どんな人なのか話がしてみたかった。その人と話して何かがわかるわけではないし、かわることだって多くはないと思うのだけど。これは「会ってみたい」、ってやつだったね。好奇心がすごかった。

 

 だけどわざわざこんなイベントがあるまで待たずとも、先生と私の間に共通する人はいると思うし(希望的観測)、繋げてもらえなくはないだろうと思う。だけど、まずもって繋げてもらうための理由がないし、そうまでして先生に辿りついたからといって私にできることはとくべつ思いつかないし、、、などと「しなくていい」理由ばかりを並べてなにもせずにおったのだ。

 

 そんなところ、その先生の講演エントリーフォームを見つけた。すぐにエントリーして、明日の講演時間を忘れないように、リマインダーアプリに入力して寝た。私は先生の書き物を見ておもしろいと思っていても、その先生が話してるとこだって見たことないし、どんな声なのかも知らない。動画を探せばどこかで見つけられそうな気がしなくはないけれど、動画でその先生を見てなんになるというのだ。そういうんじゃあないんだよ。

 

 講演を聞いて、「おお、こんな声でこんな喋り方をするのか」と思った。講演中にチャットで質問を送り、それにも回答がなされた。追加で聞きたいことがあったので(建前)・連絡をとる絶好のチャンスだったので(本音)、先生に「はじめまして」のメールを送ると、「夜に食事の集まりがあるので来るか?」という。そんなの!行くしか!!ないだろうよ!!!

 

 急いで支度しながら返事をし、現地に向かう電車の中でも返事をする。年に一回くらいのアクティブさだった。知らない人たちの集まりへ顔を出すのに力が要るのは言うまでもないね。だけど好奇心というかワクワクというか、そういうのが勝ってしまう。これがとてもいい気持ちだった。

 こんな行動を若者言葉にすると、「フッ軽」って表現になるらしい。フットワークが軽いんだな、私は。だってたまにマラソンもやってるもんな。すこしくらいポジティブな面で効果が出てこないと、「なんのためにマラソンやってんだ」ってなるわけですよ。

 

 食事の会では、おいしいご飯とお酒をいただきました。話もめちゃくちゃ面白かったです。

 

 私は基本的に自分の都合のいいように考える。なので、講演に対面で参加していたら、このような展開にはなっていなかったと思うことにしている。対面ではなくて、ZOOM参加にした選択は素晴らしかったと思うのよ。そのあとに、本音と建前を使ったメールを送ったこともな。

 

 数日後、同期の院生と回転寿司屋でお酒を飲みました。ありがたいねー。