スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

ピュレグミでよくね?

 あまり時事的なことに乗っかるのは好きじゃないんだけど。本記事タイトルをYouTubeのコメント欄で見て、あの甘酸っぱい砂糖まみれのグミのことを思い出すと、「なんてすばらしいコメントなんだ敵わんなぁ」ってなった。

 

 挨拶回りで関東に遠征したときにも、「敵わんなぁ」ってことがあった。準備されたコメントではなく、とっさのコメントでひとひねり混ぜてこられると、「敵わんなぁ」となる。それはとても心地がよいもので、話をいくらでも聞いていたいってなる。そういうのは書き物でもそうで、ここでその文章が来るのか!とか、この文章で締まるのかよたまらんなぁ、みたいなね。

 

 年度末挨拶回りの一場面。会の終了後になぜか私にコメントがふられたとき、私は「この後に崎陽軒の弁当を買って帰ろう」くらいにしかまったくなにも考えていなくて、あまりのヤバさにその瞬間はかなり背筋が伸びた。油断しすぎである。すこしでも時間を稼ごうとして、「校長先生の挨拶が始まると長いものが多くて寝てしまう人がいるほどなので、こういうときのコメントは短ければ短いほどよいと思っているんですが、」などとわけのわからん前置きをしつつ、その間に私が喋るべきことを絞り出してなんとかやり過ごした。

 

 この前置きは、あとになって「マジでなに言ってんだろう」と思い、トラウマにしたいくらいに反省した。その会では、私がへんな前置きコメントをした後に続けてほかの人が、私の前置きを反映しつつ上回るコメントをしていて、「敵わんなぁ」ってなったのを覚えている。なんかこう、とっさにおもしろいことが言えるっていうのはいいなあ。憧れる、っていう感想でした。