スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

COMITIA146参加だん

 タイトルの「~だん」は若者言葉で、英語の「done」からきているそうだ。「今日の仕事だん」みたいな例文はとてもわかりやすかった。

 

 231203のコミティア146に参加してきた。よかった。なんなら新幹線に乗った段階で、もうよかった。酒に酔っていたから、ではなくて、これから息抜きをするのだっていう気持ちができていたのでね。私はとくべつ酒が必要のない人間なので、今回の京都ー東京のあいだに酒は一滴も飲んでいない。酒が飲めないわけではないが、酒を飲んで楽しくなれる意味がよくわからない。

 

 一件目の居酒屋で酒を飲んでいて、「よしじゃあ二件目行こう」なんかもうほんとに意味がわからない。店を替える度にお金がかかるばっかりだろうが。靴を履いて移動せにゃあならん。まあ私の履物はクロックスなので、靴を履くコストはかからないのだけどな。私は二件目に行く分のお金で、焼き鳥や串カツを食べたり、新幹線グリーン席に乗りたいですわぁ。

 

 コミティアが1203にあるのを知ったのが5日前で、これは行かねばならんと思った。ありがたいことに連絡をしたい人はたくさんいたのだが、まずは一人、宇都宮の餃子を送ってくれた友人だった。私は東北新幹線に乗りたい気持ちもあったので、東京から宇都宮まで行きたい部分もあった。しかし友人もコミティアに参加するらしいので、現地で合流することにした。(私には今後も定期的に餃子が供給されるべきだし、)いろいろお礼したいこともあったんだよな。他の人たちにも連絡したかったのだけど、頼りにしている天の声に相談したら、「直前すぎるし、関係性がないなら失礼だろボケェイ(意訳)」とのこと。人の言うことをきかないところが私の美点だと思っているのだけど、断腸の思いで、今回は多方面への連絡を辞退することにした。

 

 コミティア会場では、「眼をひんむく」の「ひん」ってなんなんだ、みたいなサークルが出てて、そのノボリを見たのが印象に残っていた。どのサークルもほんとうにおもしろく、会場では17,000歩くらい歩いて、大満足だった。推しにも会えて新刊も買えた。歩き疲れて友人との合流を待っていたころ、ファインプレーができた。これはみんなが私に餃子を送りたくなるようなファインプレーだと思っているわけですよ。

 

 ベンチに座って休んでいたころ、前方のベンチに座った女性が席を立ち、出口方面に向かっていったようだ。女性が座っていたベンチを見ると、財布がある。コミティアの会場で、財布を使って席を確保するなんてやらんだろ。

(競馬場で新聞を置いて席を確保するとか、パチンコ屋で携帯を置いて台を確保するとか見たことはあるけれど)

 コミティアの会場で、それはせんやろう。じつはこんなことを考える余裕も時間もなく、かなりハラハラドキドキしたのだが、その財布を手に取って女性を走って追いかけ、「財布忘れてませんか」と言いながら、女性のものと思われる財布で肩タッチした。

 すると、女性は「なんでお前が私の財布を持っとんのや」とびっくりした感じで、のけぞりながら付けてるイヤホンも落とすくらいに、眼をひんむくってこういうことだよなって思えるくらいの表情で、やりとりができてかなりお礼を伝えてくれた。

 

 またひとつ世界を救ってしまった。いやほんと、財布をなくすと、ひとつの町が滅んだくらいの衝撃ですからね。現金は額によるけれど、カード類や免許はかなりきついはずなんです。

 

 そのあとは、友人と合流して嫌味と毒を浴びせあい、たいへん満足した東京遠征でした。餃子待ってます。