スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

シロタ株/インド株/英国株

 世間ではGO TO キャンペーンが終わっているのにもかかわらず、いつも強気な値段設定の京都でもビジネスホテルがどちゃくそ安いので気分転換したいときに利用している。気分転換したい日が事前にわかっていることなんかないので、泊まりたいその日に予約している。けっこうよさそうなホテルでクソデカルームが2400円。しかもチェックアウトが11時。ええやん、すてきやん。

 私が18-25歳くらいはホテルを気分転換に利用したことなんてなかったのかもしれない。チェックアウトの時間を気にしたことなんてなかったし、だいたい8時にはホテルを出て活動していた気がする。最近は気分転換を覚えて、あるいは怠惰になったのか、朝をホテルでだらだら過ごしている。

 といっても朝食は食べなければならないので、ホテルを出て朝食を買いに行く。えっ?ホテルの朝食を食べればいいじゃないかって?じつをいうと、私はホテルで朝食をするのがあまり得意ではない。ホテルの朝食は豪華で、うまいから好きなんだけど、あの朝食会場というのは人が多いのでね。私は食器の音とか、咀嚼の音がかなり苦手だ。喉を鳴らして飲む音もきつい。苦手なもの多すぎて笑う。

 

 翌朝が雨だとわかっていれば、朝から外に出たくないので前夜にヨーグルトや蕎麦とかを買っておくこともあるのだけど、極力、ホテルの外にできたてのモノを買いに行くようにしている。そこで最近よくお世話になっているのが、松屋コメダ珈琲だ。松屋の牛丼はいつでもうまいし、コメダの小豆が付いたパンもうまい。ただ近くに吉野家などの牛丼チェーンがなかったから、松屋になってるだけだ。じっさいは、どこでもいい。今はどの店もテイクアウトをやっていることが多いので、ホテルの部屋に持ち帰って食べる。モーニングの持ち帰りっていままでしたことなかったな、と思った。したことがないだけで、コロナ禍になる前からあったんだろうけど。

 

 つい先日、「パン半切れじゃあ足りないよな」と思いながらコメダ珈琲に向かって歩き、モーニング(※1)をテイクアウトした。成人男性の空腹を満たすには足りないとわかっていても、我々はコメダ珈琲に行ってしまうのだ。そしてホテルに帰る途中に、松屋にも寄って朝食セットをテイクアウトした。今朝はコメダ松屋を食べるぞ、と意気込みながらホテルに戻った。二つテイクアウトするのは初めてだったし、量も多いのでそりゃあ意気込みもしますわね。けっこうなエーギル(※2)をもって完食しなければならないのですから。テレビを見ながらおいしく完食できました。その時テレビでピックアップされていたのが、ヤクルトだ。ヤクルトの「シロタ株」がいいんだとか。ほぇ、シロタ株。なんか似たような言葉を最近聞くようになったよな。

 

 そんなことを考えていたら、ジョイマンの高木さんが言うようなタイトルになった。「ありがとう、オリゴ糖」、「千利休過呼吸」、「運動は大事、坂東は英二」などがある。ふたつ目は脳内再生して笑った。

 

 あーー、ホテルで快適な時間を過ごすことができた。宿泊するたびにいつも思っているのだけど、私は強めのベッドメイキングが苦手だ。ビジネスホテルのだいたいが、きれいにベッドメイキングされている。すごい。ベッドにはシーツが引かれ、掛け布団がマットの下に敷きこまれている。すきがない。

 なので、私たちが頭を置くべきとされている枕がある方から足を入れると、窮屈なんだ。足が布団の外の空気に触れることができなくなる。だってきれいにメイキングされていて、掛け布団とマットが挟んでいるのだから。これを解除するのにはけっこうな力が必要だ。特殊な訓練を受けた強い大人じゃないとできないんじゃないかってくらい、強めにメイキングされている。

 

 また別日。同じホテルを利用した際に、私は危機に陥った。かなり動揺した。あのとき私に少しでも危機管理能力があれば、今回の事態は防げたはずなのだ。

  

 危機に陥った場面は以下。

 

 

 20時過ぎ、ホテルの部屋でテレビを見ているとラーメンのメンマがピックアップされていて、私は無性にラーメンが食べたくなった。我慢できない。めんどうだけど、ハンガーにかけた服をもう一度着て、ラーメンを食べに行こうとホテルから出た。近くのラーメン屋に向かって歩く。このあたりの地理はなんとなくわかる。なので、どこにラーメン屋があるかはもうわかっているんだ。目当ての店に着いたら、もう閉まっていた。えっ。ニュースとかではもちろん知ってはいたけれど、20時以降ってまじで飲食店も閉まってんのな。松屋とかすき屋は開いてる。牛丼は好きだけど、いま食べたいのはそれじゃないんだ。メンマなんだ。まあでも困ったな。つらい。

 

 20時以降はテイクアウトだけやっているみたいで、王将もそうだったし、またべつのラーメン屋もそうだった。店で食べたかったけれどやってないなら仕方がない。ホテルの部屋までラーメンを持ち帰って食べようと思い、店の中に入ってテイクアウトでラーメンをチャーシュー・メンマ増しで注文した。出来上がりを待っている間は席に案内してくれたので椅子に座って店内を見ていると、入り口近くのボックス席が7年前くらいの24時ごろゲストハウスの先輩と同僚でラーメンを食べた席であることを思い出した。ちなみにお店は魅力屋です。これを書いているときに、気になって写真を見直してみたら、撮影時刻は2014年5月20日23:50になっていた。どうして何年も前のことを時間まではっきり覚えていたかというと、この時期の私は23時ごろになると眠くて仕方がないのに、先輩に誘われたものだからまあ行くしかなかったみたいな感じだったはずなのだ。

 

 注文していたものが出来上がったらお金を払ってラーメンを受け取り、重さを感じながら、うきうきでホテルに戻った。ホテルにつくやいなや、フロントでラーメンを「電子レンジで温める」お願いをした。

 温かくなったラーメンを受け取り、自室に戻っていざラーメンの包装を破って食べようとしたら箸がなかった。あほk。あほか。いや、、、。持ち帰りの袋にも箸入ってねえし。すごい悲しみの混じった声が出た。つらすぎる。はよ食べんと麵伸びてしまうやろがい。いやあ、、。きっつ。かなり動揺した。はぁきっつ。

 ホテルのアメニティで置いてある歯ブラシ二本を割りばしの代わりに使おうかと思った。それぐらい、慌てていたし早く食べようと必死だった。私は18時ごろ夕食は食べていたので晩飯としては二回目になるけれどお腹はすいていたし、なにより、買ったものがおいしい状態で食べられなくなることが一番つらいのだ。

 

 ダメもとでフロントに電話し、「購入した弁当に箸がついていなくて、、、(ここでは「購入したラーメン」と言うのが少し恥ずかしく、状況が伝わりにくいと思ったので「購入した弁当」と言いましたすみません)。割り箸とか予備であったりしませんか」と聞いてみたところ、あるらしく、しかも部屋まで持ってきてくれるというのだ。ありがとうございます!!!

 箸を受け取り、ラーメンを食べました。おいしかったです。

 

 今回のことから私が得るべき教訓は、テイクアウトで食べ物を受け取る際に割り箸が付いているか確認をすることだ。確認をすることで、だいたいの危機は管理できるはずなのです。

 

(※1)コメダ珈琲のモーニングは、4枚切り食パンくらいが半切れになってもらえます。そこに、ゆで卵か小豆がトッピングできます。ここまで読んでしまったあなたは7日以内にコメダへ行っているでしょうね。私には、わかります。

 

(※2)エネルギーのことは、エーギルといいます。(ファイアーエムブレム烈火の剣より)たとえば、元気や勇気に満ち溢れた人を指して「あいつには良好なエーギルがある」などと言ったりします。