スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

焼肉に行って先輩と喧嘩する

 タイトルを見て、多くの人は殴り合いの大喧嘩を想定しただろう。どうということはない、ただの口喧嘩である。

 先日、先輩と焼肉に行った。先輩と行く焼肉は6年ぶり2回目になる。これまでたくさん先輩と食事はしてきたけれど、なぜか焼肉はあんまりしてなかった。私は焼肉が大好きだし、積極的に行きたいほどなんだけど、なかなかな出費になるからこれまで食事の時に焼肉が選ばれてこなかったんじゃないかな。

 タイトルですでに「喧嘩する」と書いた。1回目の焼肉では先輩と喧嘩していない。2回目になるまで6年もかかるとは思ってなかったし、2回目で喧嘩になるともまったく思ってなかった。だから当日の私はちょっと焦ったし、せっかくの焼肉も味があんまりしてなかった。

 

 焼肉に来たのが2回目なことについて先輩に聞いてみたら、1回目のことを覚えていてくれたようだった。6年前の自分が何をしていたかとか、だいたいのことを知ってくれている\覚えてくれている人がいるってのは嬉しいもんだ。

 

 喧嘩というのも、まず私が怒った。そのあと、怒られた。

 人に向けて怒るのは疲れるので、めったにしない。それに、怒れる関係性っていうのもそんなに多くない気がする。先輩に怒ったのも初めてのことだった。

 

「私が怒るようになったのは、ついに、あなたに対して我が出てきたということかもしれません」

「あれ?あなたはずっと我しか出してないのに、まさか、お気づきでない?」

「えへへへへへへへへへへ」

 

 という上品なやりとりができたのも、よかった。私には我しかないのがわかっていて言ったんだ。対して、それすらもわかったような返事があったので、興奮した。つい、グータッチしてしまいそうだったよ。ウェイって感じでね。喧嘩するまでの会話で、「冗談の良さ」について聞かされていたのもよかったのだと思う。ほんと茶番だ。

 

 この日は円満解散したんだけど、私の焼肉欲はぜんぜん解消できなかった。だから次の日、ひとりで別の店に焼肉ランチを食べに行った。やっぱり肉はうまかった。焼肉は最高なんよ。