タイで4月13日、仏教暦の正月「ソンクラーン」が始まっている。
新聞やフェイスブックで今年の様子が掲載されていたので思い出し楽しみをする。
その度に、また新しいことしてみようと思う。
旅行の醍醐味だ。
私も4年前に2日ほど参加したときの話をする。
タイでは何日間か正月があってその期間中ソンクラーン=水掛け祭りが行われる。
こちらの日常では考えられないカオスなことが街中で起こる。
もちろん誰が参加してもいいので、いろんな国の人が参加しに来ていた。
私が一番愉快だったのは、
走行しているタクシーを歩行者が道路に立ちふさがって止めて、ドアを開け車内めがけてバケツの水をぶちまけていた。
当然、中には乗客や運転手がいる。
そして周囲の拍手と笑いである。
この祭りはやべえって思った。
お祭り期間中は、屋台や歩いている販売者が水鉄砲を売っている。
あと、携帯の防水カバーも売っている。
これらを買わないことには戦えないのだ。
武器は水鉄砲、バケツ、水栓と繋がったホースだ。
あと、人や車にぶつけてカラフルな色に染めるカラーボールもあった。
そしてお祭り期間中の暗黙の了解なのか、「水をかけられても怒ってはいけない」というのがある。
だから、お祭りに参加する気のない人が
「俺は携帯を触って歩いているだけだ!水鉄砲も持っていない!!絶対に水をかけるなよ!!!!!絶対だぞ!!」と怒鳴っていても集団で水をかけにいく。びしょびしょである。
日本の芸人を思わせるかのようなフリだ。
わざとやっているのか?
そして起こる笑いと拍手。誰もが芸人である。
そして参加者の弾ともなる水は、100センチほどある高さの金ダルやバケツがホテル前に置いていたり道沿いにあることもある。
そこから給水する。
戦で盛り上がっているところは路上でクラブミュージックが流れて、オカマが踊っている。
オカマだと思うんだけど中性的を越えた何者かが怪しげに踊っている。MP が減る。
さすがニューハーフの国、助産師は男性でも良いそうだ。
チェンマイの看護学生と勉強した時に教えてもらった。
楽しい祭りには悲しい側面もあり、祭り期間中が年間を通して最も交通事故が多い。
路上生活者、高齢者、妊婦に配慮して動く人も見られたが、その数は多くはないと感じた。