スイカが好きなフリをする

博士後期課程D3/看護学/障害学/社会学/研究や旅行、日常で思ったことなどを楽しそうに書いています

働くこととお金の使い方について

お金を稼ぐこと、使うことになかなか敏感である。
シビアよりのシビアだと思う。
精神や身体を壊してしまってはお金に関われなくなるので自分へのご褒美は多めではあるが。



大学生の頃に勉強していたのは看護学
その息抜きに、お金について、働くことについて、時間について勉強していた。
それは今も続いているし、研究にも関わっているものだから好きなんだな、と思った。
得意不得意は別として。




大学院生になって日雇い労働やホームレスについて知った。
この手の本を多めに読んだ。
友人の看護師に路上生活者と医療の関係について聞くと、県や市町村病院と民間病院では対応の違いがあった。
他にも、ホームレスビジネスがあった。
病院に行けないので慢性疾患を放置し続けた結果、本人の意思に反して搬送されてくるなど。
搬送されて受けた治療に対する費用は誰が負担するのかということ。



そのあと私は新今宮駅あたりに行った。
駅周りは賑やかだった。
入居者募集の建物がたくさんあった。
そこには福祉的なことが書いてあった。
そういうことだろう?








お金を稼ぐことが文章になっている部分をひとつ。


本文より


琴子は最近、新聞の見出しをざっとチェックしたあと、チラシから読むようになった。智子から五千円をもらったことは、琴子に大きな変化をもたらした。嬉しかった。単純に、嬉しかった。まだ、自分もお金を稼ぐことができるのか。
あの日の夜帰宅して、封筒からお札を出したとき、なんとも言えない悦びが心に満ちあふれ、ここ何年も味わっていなかった満足感と感動で心がいっぱいになるのを感じた。家計簿に、久しぶりに「年金」以外の収入を書き込むのが誇らしかった。


原田ひ香:三千円の使いかた



文章中ではお金を稼ぐことができたことに、琴子に悦びをもたらしている。
金額の大小よりも自分の労働や役割に対して対価を受けとるということ。



また、お金をもらうために働くことがある。
ビジネスライクな同僚がいた。
お金のためというよりもその元にある、家族のためであったり生活や趣味が働く動機である。
割りきって仕事をしているように見えてとても気持ちがよかった。
どんな姿勢があってもいいものと思う。



私は早く仕事が終わって自由な時間が欲しかった。
自由な時間になにをするでもなく、自分の進退についてこれからどうしてやろうかとか。
どこのご飯が食べたいかとかだけれど。



どれだけ頑張っても対価としてもらえる額は変わらないが、雇われてお金をもらっているので胸を張れるほどには一生懸命していた。






旅行ではなくても移動をしていると閃きがいい気がする。
日常を客観的に見れる。
20代から直感を大事にしている。
直感に従って行動したばっかりに失敗してもどうでもいい。
よく失敗する。笑う。
いかにリカバリーするか。
いかに闘うか。
何事も肝心なのは初動だと思っている。いざ!